ウォークライドコーチの須田です。
コーチングの仕事をしていると必ず聞かれる事が、「正しいポジションは自分で出せますか?」
という質問です。
非常に身体のセンサーの感度が良い人で、自転車の動きに理解が深い人であれば
無理ではないが、普通の人にはきわめて難しいですとお答えしています。
なぜ自分で正しいポジションを出すことが出来ないのか?
今回はそこについて書いてみようと思います。
まず、正しいポジションとはどういったものか?正しいポジションとは自分の求める
サイクリスト像を、達成しやすい自転車のセッティングであると考えてます。
つまり、求めるサイクリスト像は人それぞれですので、正しいポジションも色々あると考えます。
と言う事は色々な目的に合わせたポジションがあってもおかしくない・・・。
でも、人間が自転車に乗る以上、物理的に動きやすい位置関係は限られてきます。
ですから、ある程度の基本と言うのは決まってきます。昔から言われている
セッティング方法と言うのは結構あっているんです。
昔ながらの方法でセッティングをすると70%位の完成度のポジションは出せるかもしれません。
そこから先は身体の形からくる個性、身体の使い方、動きからくる個性の理解が必要になります。
ここがプロフィッターの腕、経験の見せ所な訳です。身体の特徴から、どこにポイントを
持ってくるのか?特徴と目標があっているのか?こういったすり合わせが大切。
クライアントは自分の身体の情報しか分かりませんので、フィッターは主観的な情報に加え
客観的な情報を与える必要があります。
この部分を書き出すと膨大な量になるので一部を紹介・・・。
踏みやすい・・・回し難いだけでは?
回しやすい・・・バランスを無視して回せるようにしただけでは?
柔軟性がある・・・実は動かなくてよい場所が動いていることも?
筋肉が発達している・・・無駄に負担が掛かっている可能性も?
このように、ポジティブに感じていた事例が、実はネガティブな要素であることも多いのです。
長くなってきたので、次回は主観的な感覚でポジションを考えると陥りがちな過ちについて書こうと思います。
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